この度、黒石原産業株式会社は「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。
「はばたく中小企業・小規模事業者300社」は、ITサービス導入や経営資源の有効活用等による生産性向上、積極的な海外展開やインバウンド需要の取り込み、働き方改革の推進や円滑な事業承継による人材育成など、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者を経済産業省 中小企業庁が選定するものです。
独自技術を確立し効率的な
業務運営を実施
機能性豊かな
同社オリジナル品種開発の取組
| 同社は1964年設立の総合造園業を行う企業。造園用や土木用の各種天然芝の生産や販売、各種芝張施工、芝の管理を主体とし、公共施設や競技場などの体育施設、ゴルフ場、河川等の法面保護から一般家庭の庭にいたるまでの芝張工事を手掛けている。どんな悪条件でも立派に緑化させるという思いを込めて、「荒れ地を緑にかえましょう」を合言葉にしている。創業から50年以上が経つ現在も、消費者の多様なニーズに応え、品質の向上と責任施工を心掛け日本の芝草業界を牽引している。 |
| 豊富な実績による認知度向上と確かな品質による受注の獲得 |
製品納入した関西の球場 |
| 同社はこれまで、関西や、広島のメジャーな野球場などへの商品納入で実績を積みあげ、認知度の向上を図ってきた。また、個人でも取り扱いやすく、手軽に利用することができるポット苗（夢ポット）の販売などで同社商品に実際に触れてもらい、多くの人に知ってもらう機会を創出。近年では同社商品の購入や施工後の芝を体感した人からの口コミにより、商品の機能性や品質のよさが広がっている。さらに、丁寧な施工技術や機動力が裏づけられ、新たな受注の獲得に繋がっている。 |
| 独自技術による緑葉芝生の長期保管の実現で効率的な運営を実施 |
芝生の保冷庫による保管 |
芝生がムレるために通常3 ～ 4 日ほどしか保管することができない緑葉芝生を、保冷庫による保管の研究を重ね、独自技術で長期間の保管を実現。
さらに、5,000㎡分の芝が保管可能な保冷庫を導入し、緑葉芝生の品質を保持した状態で在庫の保持が可能となった。これにより、急な工事の受注や変更にも対応するなど、計画的な運用、業務の効率化が可能となった。また、現在保有しているものと同規模の保冷庫の増設を予定。常に一定数の在庫を保持しておくことで、大規模な発注などさまざまな状況に対応できる環境を整えている。 |
| 大学と連携した新品種開発と積極的な技術開発 |
「シャムロン」と「ヒーリンググラス」 |
現在、東海大学農学部と共同で新品種の開発に取り組んでおり、自社オリジナル種の3 種を種苗法品種登録している。機能性の高い品種の種苗登録に向けた多種におよぶ新品種の開発、離島等へ捜索採取研究を実施している。
種苗法品種登録することにより育成者権を占有できるため、海外流出による安価な種の逆輸入を防ぐなど、正当な価格を維持したビジネスを可能にしている。
また、SDGs の生産・消費の取り組みとして、芝くずを圧縮し、固形燃料としての再利用を実証実験中。芝の生産・施工に留まらない開発を進めている。 |
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